平山和久の日記

いつまでも少年です。

台風十五号のこと

しばらくブログを書きませんでしたが、七日の夜から台風15号に直撃され、子供のころから色々な台風を経験しましたが、今回の台風は、かつてないほどの大変な経験をさせられました。台風の被害よりその後のことが、しんどかったです。

 

 この台風15号については、気象庁から進路予報やその規模等詳細が報告され、関東地方に近づき、規模も比較的大きな台風であることは、みんな承知のこととして、あまり気にも留めていませんでした。

 

 規模も大きく風速があるとのことで、植木鉢など表に置いてあるものを片付け、母家と離れの雨戸を閉めました。この雨戸を閉めるのは何年ぶりだろうと思いながら、まだ夏の暑さが残っているので、一部を明け風を入れておりました。

 

 夜となり、予報を見ますと神奈川から西の地域に上陸の見込みとなっておりますので、それでは今日は寝るかと言って完全に雨戸を閉め、懐中電灯を数本、居間と寝室に置き、九時ころ休みました。まだまだ嵐の様子はなく、少しあれているかなと感じられる天候でした。

 

 しばらく休んで夜中十二時を過ぎたころ、風の音が大きくなり、うるさくて寝ていられない程となり、しょうがないなあと起きて居間のほうへ行き、ネットのニュースを見ていたら、富津や木更津の方に上陸とのことでした。

 

 其のうち,風切り音はますます大きくなり、雨が雨戸に打ち付けられる音がだいぶ大きくなり始め、これはかつてないほどの嵐だと思いました。たぶん色々なものが飛ばされるんではないかと、心配しておりましたが、我が家では飛ばされているようなことはなさそうでした。

 

 小窓から懐中電灯を照らし、表の様子を見ると雨が帯状になり雨戸に打ち付けておりました。「こりゃあ、大雨だあ」この地域には川はなく、洪水の心配はないのですが、雨の降り方が風と共に打ち付けてくるので、すごい量と感じられます。

 

 風の被害としては、瓦が飛ばされたり、トタン屋根が飛ばされたりしますが、幸いそのような物音はしておりません。ただ風切り音がひどく会話もできない程です。

 

 まだ電気はついています。三時ころ千葉市を通過中とのこと、このころが一番ひどい状況であったとおもいます。

 とにかく風の音がひどい、風速はかつて経験したことがないものであったろうと思います。これでは休んでいるわけにもおりません。

 風が吹き付けてくると、家が揺れるかと思うような大きな音がします。不気味なものです。我が家は二百年もたっている家なので、このような風だと、何時壊れても不思議ではありません。何回もリフォームを重ね、瓦のシリコンによる固定から始まり、基礎のやり直し、筋交いの増設など手を打ってあるものの、今回の風は不気味なものでした。

 

 このころから、停電が始まりました。数分間の停電が四五回あり、四時には完全に停電しました。

 考えてみると、よくまあ今まで送電したなあと考えられます。従来、台風の時は、早々に送電を止めていました。通過後、しばらくしたのち送電を開始しております。

 

 明け方、五時には周りの様子が見え始めました。我が家はおおきな損害はなさそうです。風はいまだ強く外に出られるような状況ではありません。

ただ、南房総の方面は被害が甚大ということがネットで伝えられております。

 台風は、千葉市から茨城県に抜けたようで、千葉県が大きな被害のようです。

 やれやれという感じでひと安心しましたが、これからが大変、かつて経験したようなことのない生活が一週間も続きました。

 これからのことは次回で報告をいたします。